不意なトラブル

主なトラブル(JAFによるトラブル対応状況)

*平成19年4月1日〜平成20年3月31日のJAF調査データです。


 クルマが道路上(自宅、駐車場含む)で故障又は事故のとき、国内ならどこでも24時間・365日、

 JAFの救援(JAFロードサービス)又はJRS、各社保険会社のロードサービスが受けられます。

 しかも、会員様なら一部の作業を除き、料金はほとんど無料となります。


JAF取扱い自動車に関する故障部位一覧表 TOP10
順位 故障部位名 主な症状 件数 備考
(装置名)
1 バッテリー
(ターミナルを含む)
過放電、エンジン始動困難 940,370 電気装置
2 キ−の閉じ込み うっかり 418,803 施錠装置
3 タイヤのパンク タイヤに異物が刺さる タイヤの損傷等 286,934 走行装置
4 脱輪(落込み) 走行不可、走行装置にダメージの恐れ 182,855 走行装置
5 事故 損傷場所によっては走行不可 161,055
6 燃料切れ 走行不可 96,252 燃料装置
7 バッテリー破損(劣化) エンジン始動困難 66,245 電気装置
8 発電機(充電回路) エンスト、エンジン始動困難 43,446 電気装置
9 スターターモーター エンジン始動困難 28,019 電気装置
10 オートマチックトランスミッション 損傷、滑り、オイル漏れ、動作不良 17,425 動力伝達
装置



非常用車載工具

   
     


 トランクル−ムに入っている車載の工具は、ご覧になった事はございますか?

 車の不意な、トラブルは少なくなったとはいえ、イザという時のために

 一度車載工具はご確認下さい、最近の傾向としまして自動車メ−カ−も車載工具に

関しまして、工具の種類を減らしている傾向にあります、

最低限下記の表の工具は揃えておきたいものです


応急処置に必要と思われる工具類は

+ −  ドライバ− 大 中  小  
 最近では組立て式の物で、コンパクトサイズの
 ドライバ−セットでもいいと思います
ニッパ−
 配線や堅い線類などの切断したりする時に
 使用します。
プライヤ−
 部品を抑えたり、多目的に使えます。
ビニ−ルテ−プ
 何かの部品が外れた時とかの補強や
 配線その他の補修に使えます。
針金
 ピニ−ルテ−プ同様に補強や補修に使えます。
懐中電灯  
 夜間などに時に、とても重宝します
 又暗くて見えない奥の方まで見る事が出来ますし
 非常用警告灯などの役目も果たします。
スパナ 10−12−14−17
 ボルトやナットなど、締め付けたり緩めたりする時に
 使います セットでも売られいます。
ジャンピングコ−ド(ブースターコード)
 バッテリ−上がりした時に使用するコ−ドで
 なるべく
太いコ−ドを、お薦めいたします。
タイヤレンチ  
 タイヤを取り外す時に使用する工具で車載工具の
 中に必ずあるはずです。格納されている場所は
 確認しておきましょう。

 

 
 上記の車載用応急用工具は、当社にて販売しております。

 価格や在庫状況などお気軽にお問合せ下さいませ。

 簡単な小さなプラスチックの箱を用意し応急用工具入れとして

 トランクル−ムに載せておくといいでしょう。



異常の発見

 
 なるべく早期に異常が発見する事ができれば、不意なトラブルも未然に防ぐ事が出来ます。
 未然に防ぐ事が出来れば、修理代等安く済む事になります。
 異常が感知するには、普段お乗りになっている車の正常な状態を確認しておく事が大事です。
 音、匂い、感覚、視覚等で確認するようにします。

  音    エンジンに異常な音がしていないか?
        走行中 変な異音が発生していないか?

   匂い   変な匂いがしていないか?


  感覚  ブレ−キ等 作動させた時 いつもと違いはないか
      バンドルが重たくないか 等 変な振動がないか


  視覚  メ−タ−廻り (回転計,水温計、油圧計、電圧計 など) いつもと同じであるか確認します。
      又、排気ガスの色はどうか 白煙、黒煙など吐いていないか確認
      エンジン掛け始めの白煙は水蒸気などの影響により出る場合がありますが、その場合は
      異常ではありません エンジンが完全に温まってから 排気の状態を確認しましょう

  いつもと何か変だなぁ〜って思うようでしたら、整備工場に問合せてみるといいでしょう
  

バッテリーが上がってしまった場合。


 出先の不意なトラブルで、最も多いトラブルの一つがバッテリー上がりです。

 バッテリーが上がってしまったら、スターター(セルモーター)が作動しないため
 エンジンの始動は非常に困難になります。

 バッテリー上がりの原因は、色々要因として挙げられますが、次の事が考えられます。

 1) バッテリーそのものが、寿命で電気を蓄えておく能力が低下してしまった。

  2) 電装品の使い過ぎによる過放電や、駐車する時などに、ヘッドライトやスモールの消し忘れ、
     ルームランプの消し忘れなどは、最も多いバッテリーの不具合の原因です。

 3) またバッテリー液が不足していても充電効率が低下し、バッテリー上がりの原因になります。

  4) エンジンに取付けられている発電機(オルタルーター)が故障した場合 、又は充電量が不足して
   いる場合等。


 
 バッテリー上がりの対処方法でもっともポピュラーな方法が、
 バッテリーのジャンピングコード(ブースターケーブル)を使った方法で再始動出来ます。
 しかしバッテリーが完全に上がってしまっている場合はジャンピングしても始動が容易に出来ない
 場合もあります。

 バッテリ−上がりの必需品ブ−スタ−ケ−ブル (ジャンピングコ−ド) 

 ブースターケーブルはケ−ブルのサイズが三種類程あり
 軽自動車用、普通車用、大型車用などの分類に分かれており
 ケ−ブルの太さが違ってきますが、なるべくケ−ブルの太いタイプの物を
 使用するようにして下さい。細いケ−ブル軽自動車用などで
 大型ディーゼル車のバッテリーに接続したりすると、
 コードが持てないくらいに発熱し、ケ−ブルが溶けてしまう事もありますので
 注意が必要です。

 接続の手順は 下記の通りです

 故障車のイグニッションスイッチを切って下さい

 救援車側のエンジンを始動し、エアコンやヘッドライトなどの電装品のスイッチを切ります。

 バッテリ−にジャンピングコ−ドを接続します。 

 故障車側のバッテリーのプラス側の端子にブ−スタ−コ−ドの、赤いコードを接続してください。

  注意 ボディ−などに接触するとショ−トしますので 取り扱いには注意して下さい。
  
 救援車側のバッテリーのプラス側の端子にブ−スタ−コ−ドの、赤いコードを接続してください。
  
 救援車側のバッテリーのマイナス端子に黒いコードを接続してください。
  
 故障車のバッテリーから離れた塗装されていない金属面(フレ−ム)などに黒いコードを接続
 します。
 
 救援車のエンジン回転数を少し上げて なるべく三分ぐらいそのままの状態で
 故障車側のバッテリ−らチャ−ジし その後、故障車側のエンジンを廻します。
 
 故障車のエンジンが始動したら、接続と逆の手順でコードを外していきます。

 

エンジンオイルが漏れている。


 駐車場の路面などにオイルの垂れた形跡がある 又はエンジンルームよりオイルの臭いがする。
 
 エンジンよりオイルが漏れている等。。

 そのままの状態で乗っていると、重大なトラブルにつながります。

 エンジンオイルが少なすぎるために、エンジン焼きつきやエンジン異音などの原因になります。

 修理には多大な修理費用が掛かってしまう事になります。
 

 
 対処方法として、まずオイル漏れが認められた場合は
 エンジンオイルの量が規定量入っているかどうか確認してみて下さい。

 (確認の方法は日常点検のページに書いてあります)

 オイルの量の調べ方がわからない方の場合は、自動車整備士のいる整備工場やスタントなどで
 オイルの量を調べてもらうと良いでしよう。
 けして、エンジンオイルに漏れ防止剤などの添加剤を入れて一時凌ぎをするような方法はとらないで
 下さい 逆効果になる場合があります。

 オイルが不足している場合は、不足分を注入し、一日も早く整備工場で見てもらうようにして下さい。

 オイル漏れの予防法ですが
 オイルシールと呼ばれている部品などで、オイルが漏れ出してくるのを防いでいるのですが
 オイルシールなどの磨耗により、オイルが漏れ出してくる 経年劣化もあります。
 経年劣化によるオイル漏れは防ぎようがありませんが
 オイル管理が悪くてオイルシールが痛むケースがあり、オイル漏れを起こす場合があります。
 オイル漏れ予防の為にも、オイルを定期的に交換する管理は重要です。
 


エンジンの始動性が悪い


 イグニッションキ−を廻しても、なかなかエンジンが始動しない

 最近のガソリンのエンジンは、どんな外気温度でも一発で、エンジンを始動出来るようになっています

 にも拘わらず、なかなかエンジンが始動しない場合は、まずバッテリ−が弱ってきている事が

 考えられます、エンジンを始動する時はセルモ−タ−がエンジンを回すのに、何十アンペアという

 電力が必要と同時に、プラグにも火花を飛ばさなければなりません、バッテリ−が弱っていると

 セルは廻るが、点火火花が弱いためにエンジンがなかなか始動しないケースが最も多い不具合の

 一つなのです。 


 エンジンの再始動性が悪い場合はどうでしょうか

 再始動性が悪い場合は、エンジン停止しているにも拘わらず

 燃料がインテ−クマニホ−ルドに流れてしまう不具合があります

 再始動には、ある程度の燃料の濃さが必要なのですが、エンジンが停止していた時に

 燃料が流れ出てしまっているために、始動に必要な燃料の濃さ以上に燃料が濃くなり

 そのため始動性が悪くなるトラブルがあります。

 
 
ディ−ゼルエンジンの場合 
 
 ガソリン車同様にまず 最も多い不具合の原因になるのがバッテリ−です

 ガソリン車以上にエンジンを始動するには、バッテリーの電力が必要となります

 バッテリーが弱っていますと始動及び再始動が困難になります。

 

 
 始動性というのは突然不具合に至るケースというより、前触れみたいな感じの初期症状がある場合が

 多いものです (なか始動しにくい等)、前兆となる兆候が出るケ−スが多いですので、何かいつもと

 おかしいなぁ?と思われるような事がありましたら、どんな些細な事でも、いつも愛車の整備を

 お願いしている整備工場に診てもらって下さい。


 路上故障などのとき


 車が故障したときや、燃料、冷却水などが切れてやむおえず動かなくなった場合は、他の交通の

 妨げにならない場所に配慮ながら駐車し、速やかに修理又は補給や応急処置をとりましょう 

 高速道路でやむを得ず駐車する場合には、ほかの車の走行に妨害にならないような路肩又は、

 路側帯に車を駐車させなければなりません。


 夜間やむを得ず一般道路等で駐車する場合には、ハザ−ド等点灯させるか、停止表示器を置くなど

 ほかの車に駐車している事がわかるようにしなければなりません。 昼間、一般道路に駐車する場合

 にも、停止機材を置いたり、トランクなどを開けたりして駐車している事を表示するようにしましょう。


 高速道路などでやむを得ず駐車する場合には、停止表示機材を車の後方に置かなければなりません

  
夜間の場合は、ハザ−ドゆ駐車灯、尾灯をあわせて点灯するようにして下さい。

  停止表示器材を設置する場合には、発炎筒などを使用し合図するなど後続車に十分注意して下さい。


 道路に故障車両を放置することは、追突防止などの原因となり非常に危険な状態となります。

 停止表示機材を置くなど、一時措置を終えたならば電話などで JAS JAF 整備工場などに連絡を取り

 レスキュ−カ−を呼んで、速やかに道路外へ移動させるようにしましょう。




 やすを得ず一般車両でけん引するときは、けん引きする車と故障車の間に安全な間隔(5m以内)を

 保ちながら丈夫にロ−プ(けん引ロ−プ)などて確実につなぎ、
ロ−プ中央付近に白い布を付け

 なければなりません。 注意:けん引ロ−プは決められた所定の所に取付けて下さい